ラスト・ダンジョン



勇者 レモン・ハーブ   
LV99 HP9999 MP850 
黒魔法師 クール・ミント
LV85 HP7800 MP999
剣士 ティノ
LV52 HP3500 MP120
白魔法師 チェルシー
LV65 HP2900 MP450
 
 
 
ハーブ  「ついにここまで来たな、クール」
 
クール  「そうだな、ハーブ」
 
ハーブ  「これで……これでやっと俺達、心も体も結ばれるんだな!!!」
 
クール  「ああ、ラスボスを倒した暁には、あんな事もこんな事もしたい放題だ。だから頑張るんだぞ、ハーブ」
 
ハーブ  「(鼻血と共に)おう!!まかしとけ!!!」
 
ティノ  「あの……そんなことのために俺達、地の果てまで付き合わされたんですか?」
 
チェルシー 「まあいいじゃない、おかげで僕達もだいぶレベル上がったんだし」
 
ハーブ  「よっしゃ行くぜ! この奥にラスボスがいるぞ、てめーら準備は良いな!?」
 
ティノ  「はい!!」
 
チェルシー 「オッケー!!!」
 
 
 
『ラスト・ダンジョン<ラスボスの部屋>』
 
ラスボス(HP8500 MP750)があらわれた!!
 
ハーブ  「くっ……さすがに手強そうだぜ!!」
 
クール  「怯むなハーブ、こいつを倒せば、ついに私は自分の身体を取り戻せる。それがどういうことか、分かるな?」
 
ハーブ  「お、おう……!!!」
 
ハーブの攻撃力が3上がった。
 
ハーブ  「みなぎってきた~!! いくぜラスボス!!!」
 
ハーブの攻撃。ラスボスは500のダメージをうけた。
 
ラスボスの攻撃。ハーブは300のダメージをうけた。
 
ハーブ  「うああっ!!!」
 
クール  「大丈夫か?ハーブ!!」
 
ハーブ  「ああ、まだまだ余裕だぜ!」
 
クール  「さすがだな、ハーブ。その調子でいけば、すぐにこいつを倒せる。楽しみにしているぞ、おまえと触れ合える時を……」
 
ハーブ  「クール……!!!」
 
ハーブの攻撃力が5あがった。
 
ハーブの攻撃。ラスボスは400のダメージをうけた。
 
ラスボスの攻撃。ラスボスは攻撃魔法を唱えた。ハーブは500のダメージをうけた。
 
ハーブ  「さ……さすがに今のは効いたぜ!!」
 
クール  「怯むな、まだ先は長いぞ。だがこいつを倒せば、その先に私の身体がある! 生身の私の身体が!」
 
ハーブ  「な、生身……!!(ゴクッ)」
 
ハーブの攻撃力が4あがった。
 
ハーブの攻撃。ラスボスは600のダメージをうけた。
 
ラスボスの攻撃。ハーブは400のダメージをうけた。
 
クール  「頑張れハーブ! 早くそいつを倒して、思い切り私を抱きしめてくれ!」
 
ハーブの攻撃力が3あがった。
 
ハーブの攻撃。ラスボスは750のダメージをうけた。
 
ラスボスの攻撃。 ハーブは300のダメージをうけた。
 
クール  「いいぞハーブ! 身体を取り戻した暁には、○○○も××も、なんだったら○×△だってしてやるぞ!!」
 
ハーブの攻撃力が10あがった。
 
ハーブの攻撃。ラスボスは1200のダメージをうけた。
 
ラスボスの攻撃。ラスボスは攻撃魔法をとなえた。ハーブは800のダメージをうけた。
 
ハーブ  「くそ……っ、負けてたまるか……っ!!!(○○○……××……○×△……!!!)」
 
 
 
ティノ  「なんか……ハーブさん気の毒になってきたんだけど」
 
チェルシー 「いつものことじゃん」
 
ティノ  「つか俺達、そろそろ加勢しなくて良いのか?」
 
チェルシー 「あの二人に任せとけば大丈夫だって」
 
ティノ  「でもクールさん、さっきから全然戦ってないよな」
 
チェルシー 「いつものことじゃん」
 
 
 
ハーブ  「うわああああっ!!!」
 
クール  「ハーブ、大丈夫か!?」
 
ハーブ  「そ……そろそろ限界かもしんねぇ……・っ」
 
クール  「バカ言うな、おまえならまだ戦える! 私を一人にしないでくれ!!」
 
ハーブ  「クール……当たり前だ、おまえを残して死んだりしねぇよ」
 
クール  「愛してる、ハーブ……。早くおまえの○○○を×××してやりたい……」
 
ハーブの攻撃力が10あがった。
 
 
 
ティノ  「ヤバいって。ハーブさんもうHP300切ってるって。あと一撃で死ぬって」
 
チェルシー 「じゃ、そろそろ行こっか」

 
 
ハーブ  「くそ……もはやこれまでか……っ」
 
チェルシー 「ごめんハーブ! やっと雑魚を倒したから加勢にきたよ!!」
 
ティノ  「ここからは力を合わせて戦いましょう! ハーブさん!!」
 
ハーブ  「おまえら……っ、助かったぜ!!!」
 
チェルシーが回復魔法を唱えた。ハーブのHPが3000回復した。
 
ハーブ  「よっしゃ! 行くぜ、ティノ!!」
 
ティノ  「はい!!!」
 
ハーブの攻撃。ラスボスは1000のダメージをうけた。
ティノの攻撃。ラスボスは50のダメージをうけた。
ラスボスを倒した!!
クールはレベルが1あがった!!
チェルシーはレベルが6あがった!!
ティノはレベルが8あがった!!
 
 
ハーブ 「ついにやったぜ……!!!」
 
ティノ 「この先にクールさんの身体があるんですね!!」
 
チェルシー 「……って、何もないよ?」
 
クール  「すまんハーブ、ダンジョン間違えたようだ」
 
ハーブ  「……なにぃぃっ!!?? 俺の苦労は一体なんだったんだ~~~!!!!」
 
チェルシー 「あ、でも黒魔術師最強の防具発見」
 
ティノ  「まあ経験値も稼げたことだし、いいじゃないですかハーブさん」
 
ハーブ  「俺はレベルマックスなんだよっ!! もう経験値いらねーんだよっ!!!」
 
クール  「確かこの隣のダンジョンだったかな。なにせ記憶が古すぎて曖昧でな」
 
チェルシー 「うんうん、これで何回目だっけ? 実は身体取り戻す気まったくないよね?」
 
ハーブ  「今度こそ……今度こそっ、本当に身体取り戻せるんだろうなっ!!??」
 
ティノ  「ハーブさん、人の話聞きましょうよ……」
 
クール  「ああ。早くおまえと抱き合いたいよ、ハーブ」
 
ハーブ  「クール……俺もだっ!! よっしゃおまえら、次のダンジョンに行くぞ!!」
 
 

ティノ  「なんか俺、ますますハーブさんが気の毒になってきたんだけど……」


チェルシー 「いつものことじゃん」