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「忍様、あなたももうすぐ中学生。今日は大人になるための大切な勉強をしましょう」
そう言って、三島が畳の上に姿勢よく正座する忍の前に差し出したのは、「正しい性教育」と書かれた一冊の本だった。
忍は無表情にその本を手にとった直後、無表情なまま口を開いた。
「わざわざ教えてもらわなくとも、この程度のことは知っている。○×○を×○○して××○すれば良いことだろう?」
まるで当然のように放送禁止用語連発する小学生を前に、三島は笑顔のまま握った拳をふるふると震わせた。
「ええ……そうですね……っ、確かにその通りなんですが……っ」
あくまで笑顔は崩さないが、心の中で「このクソガキ!!」を十回くらい繰り返しながら、三島はふと何か思いついたように眼鏡をキラリと輝かせた。
「しかし忍様、これまでにも何度も申し上げておりますが、百聞は一見にしかずというように、いくら本から知識を得ようとも実体験を伴っていなければ、それは絵空事に過ぎません。これからあなたも手塚家繁栄のために、幾多の女性と交友していかなければならない身。その時に恥をかかぬよう、今から私が男性の基本中の基本である○○ニ―の仕方を教えてさしあげましょう」
「ほう、その言葉は初めて聴いたぞ。オ○○―とはどういうものだ?」
初めて耳にする言葉に、忍は興味津々に身を乗り出した。
三島はニヤリと笑い、忍の背後に回り、そっと小さな身体を抱き寄せる。
「よいですか、忍様。今から私のすることをよく見ていて下さい」
「……そんなところ触って、どうしようというのだ?」
「いいから、黙ってよく見ていなさい」
「……あ……」
「どうしたんです?」
「……三島……それ、変……っ」
「いつものあなたらしくないですね? こんなことで動揺するなんて」
「や……変……っ、もう、嫌だ……っ!!」
「だから言ったでしょう? 本の上だけで得た知識など、無駄でしかないと」
「やだ……っ、あ……ぁ……っ……!!!」
「……今頃言うのもナンだが、あれはどう考えても訴えていいレベルの性的虐待だったと思うのだが」
「あれは私があなたを可愛いと思った唯一の瞬間でしたよ……」
ちゃぶ台で向かい合わせに座りながら、無表情で茶をすする忍の前で、三島は同じく茶を片手に目に涙を滲ませた。
「ちょっと待てっ!! やっぱおかしい!! おかしいぞ金持ちの家ってのは!!!」
そんな二人の間で、光流がバン!!と派手にちゃぶ台を叩く。
「金持ちの家がじゃなくて、こいつがおかしいんだ」
「何を仰います忍様。あの後、即効で十歳年上の女性と関係を持って妊娠騒ぎ起こして、うっかり避妊の仕方を教え忘れていた私が先生からどのくらいお叱りをうけたかお忘れですか? 幸い妊娠していなかったから良かったものの……」
「待て待て待てーっ!!!!」
またも光流が声を荒げ、三島の言葉を遮った。
「てめぇ、小学生の身でそんなふしだらな生活を送っていやがったのかよ……っ!!」
「でもまだ妊娠させたことはないぞ」
光流が忍の胸倉を掴み詰め寄るが、忍はあくまで無表情に言い放った。
「んなことで威張んなっ! 当たり前のことなんだよ!!」
わなわなと光流が肩を震わせる。
「まあまあ池田さん、過ぎたことを責めても仕方ないじゃありませんか。大切なのは現在の愛ですよ、愛」
「そりゃそうだけど……っ、つか、今更つっこむのもアレだけど何であんたがここにいるんだ!?」
「大切にお育てした忍様の身を案じてに決まっているじゃありませんか」
ニコニコと微笑みながらそう言うと、三島はぐるりと部屋の中を見回し、それからわざとらしくため息をついた。
「しかし……相変わらず貧相なアパートですね。忍様がこのような惨めな生活を強いられているのかと思うと、つくづく私の苦労は無駄だったと思わずにはいられませんよ」
「一般人にはこれが普通なんだよっ!!」
むしろずいぶんマシな方だと光流は怒りを露にするが、三島は哀れみを隠さない。
「ええ、いまさらもう反対するつもりはありませんよ。ただ育ての親としては、やはり責任はきっちりとっていただかねばと思い、今日は是非とも結婚の手続きをと思ってこちらを持ってまいりました」
まだ納得していない様子ながらも、三島が鞄の中から取り出したのは、養子縁組届と書かれたの一枚の用紙だった。
「結婚……!!!」
光流が目を見開き、その用紙を握り締める。が、即座に忍に奪われビリビリ引き裂かれた。
「誰がこいつと結婚などするか……っ!」
忍が低い声を放つ。
「何を仰います忍様!! 駆け落ちしたからには籍を入れるのが当然でしょう!?」
「駆け落ちなどしてない!! あくまで家を出ただけだ!!」
声を荒げる忍の腕を、光流が何やら鬼気迫った表情でガシッと掴んだ。
「忍……ごめん! 俺、大事なこと忘れてた!! 今すぐ結婚しよう!!!」
「するか……っ!!!」
即座にバキッ!!と音が鳴り響き、顔面を殴られた光流が床の上に倒れる。
「忍様っ、ご自分の亭主になんて乱暴をなさるのですかっ!! 大丈夫ですか池田さん!?」
三島が声を荒げながら光流の肩を揺さぶると、光流は持ち前の回復力でもって即効で起き上がった。
「池田忍……いいな、この響き……!!」
「いいでしょう!? さ、早くご記入を!!!」
三島はバッと養子縁組の用紙を目の前に広げるが、またも忍に取り上げられすぐさま破り捨てられた。
「しないというのが分からんのか……?」
恐ろしく低い声で言いながら、忍は光流の頭を足で踏みつける。
「忍様!! 亭主を足蹴になさるなどもっての他です!! そんなことでは日本の良き妻にはなれませんよ!?」
「ならんでいい!! 同じことを言わせるなっ!!!」
憤慨した様子で、忍はちゃぶ台の脇に正座し直した。
むくっと起き上がった光流が、やれやれと忍の横に胡坐をかく。
「忍、茶」
当然のように言う光流の横で、忍がポットのお湯を急須にいれ、1分待って湯飲みに注いだ。
(ナチュラルに妻してますよ、忍様……!!!!)
三島が心の中でつっこむ。
「けどそっか……男同士でも養子縁組って方法があんだよな。大学卒業したらちゃんと考えねぇとな」
ちゃぶ台の上に置いてあるせんべいをバリバリと食べながら、光流が真剣に言った。
「光流」
「ん?」
「ついてるぞ」
口の端についたせんべいを忍が指で拭うと、三島は眼鏡に人差し指をあてて目頭に涙を滲ませた。
(ナイス良妻ぶりです!! 忍様!!!)
そしてまたも心の中でつっこむと、その場から立ち上がった。
「まあ、幸せに暮らしているようで安心しましたよ。てっきり元ヤン夫にDV被害にでもあっているのではないかと心配してましたが、私の取り越し苦労でした」
「ちょっと待て、誰が元ヤンだ!?」
「この私が知らないとでも? あなたが中学時代、都内でも名うての暴走族「黒宴世流(ブラックエンジェル)」の総長とタイマン張ってボコボコに殴り倒して伝説の男となったことくらい、とうに情報収集済みです」
「あ……あれはっ、売られた喧嘩買ったまでだ!! 好きでタイマン張ったわけじゃねーよっ!!」
「別に結構ですよ。仕方のないことですからね。結構ですが、そういう男は7割方ギャンブル三昧のDV男かマザー・テレサ並みの聖職者になるかが世の法則。あなたが万が一この先DVに走ろうものなら、私は即効であなたと忍様と別れさせますからね」
「全っっ然、意味わかんねーよ……っ」
肩を震わせる光流を一瞥して、三島はさっさと部屋を去っていった。
「何しに来たんだ、あの男は」
「おまえのこと心配だったんだろ」
ふぅと一息ついて、光流は湯飲みを手に茶をすする。
「……に、しても」
そして不意に、鋭い眼差しを忍に向けた。
「あいつの言ってたこと、本当かよ?」
「何がだ?」
「だから……小学生のうちから女と……って」
「過ぎたことを言っても仕方ないだろう」
まるで否定しない忍に、光流は思いっきり不満を露にするが、忍はあくまで冷静に茶をすする。
口をとがらせたまま黙り込んだ光流に、忍はふっと微笑して、光流の頬に手を伸ばした。
「光流」
「……」
忍の手が光流の頬を包み込み、唇に唇を寄せるが、光流はまだ拗ねている様子でプイと顔を背ける。
「……光流」
そんな光流の耳元で、忍は小さく囁いた。
左耳に息を吹きかけられ、光流がビクッと肩を震わせる。
「おまえ……エッチすれば俺が機嫌治ると思ってるだろ!?」
怒った声でそう言って、光流は忍を睨みつけた。
しかし忍はあくまで平静なまま、そっと目を伏せて怪しげに光流を見つめる。
「したいんだろ?」
またしても左耳に息を吹きかけながら、低い声を発する。光流がビクビクッと身体を震わせた。
「そ、それやめろ……っ!!」
「どうして?」
「なんか……すげー……鳥肌たつ……っ」
「顔が赤いぜ? 我慢するなよ……俺が欲しいんだろ……?」
「やーめーろーーーっ!!!」
顔を真っ赤にして身体を震わせながら、光流は忍の傍から離れようとするが、忍は光流を畳の上に押し倒し肩を押さえつけ、あくまで光流の耳元から唇を離さない。
「しようぜ……光流……」
「~~~……っ!!!」
腰が砕けるような美声に、光流はもう限界だとばかりに、いきなりガシッと忍の肩を掴んで体制を逆転させた。
「てめ……っ、からかうのもいい加減にしろよ? 目茶苦茶にされてぇのか!?」
「してみろよ、俺がおかしくなるくらい」
あくまで誘う声色を変えずにそう言うと、忍は光流の首に腕を回して抱き寄せる。
「……言ったな」
「言った」
「だったら……覚悟しろよ?」
光流は目を伏せ、忍の耳元に囁くと、唇をそっと重ね合わせた。
舌を絡ませながら、シャツの裾から右手を潜り込ませる。人差し指と親指で胸の突起を摘むと、忍が小さく吐息を漏らした。光流は唇から離した唇を、忍の耳元から首筋に伝わせる。 左手でシャツのボタンを外し、忍の素肌を露にする。鎖骨の辺りに何度か口付けた後、指で摘んでいるもう片方の乳首に吸い付いて舌で愛撫すると、忍の頬が徐々に紅潮していった。
「……あ……、……は……っ」
執拗に胸ばかりを弄ばれ、じれったいように忍が身を捩る。
もどかしくなって自らズボンのベルトを外し、欲望の象徴を露にすると、光流の手を掴み触れて欲しい部分に引き寄せる。
「ここ……して欲しいの?」
「……ん……」
わざとねだる言葉を言わせたがる光流に、忍は潤んだ瞳を向けて小さく声を発した。しかし光流は焦らすように、内股や足の付け根ばかりに指を這わす。忍はもどかしげに足を開いた。
「光流……」
「んー?」
「……して」
焦らすばかりの光流に、忍は哀願するような瞳を向ける。光流は優しく微笑むと、素直に快楽をねだる忍の目元に口付け、そっと忍の自身を手の平で包み込み、先端をやんわりと親指で撫で上げた。
「あ……っ……」
「忍、気持ちいい?」
親指でこすりながら、強弱を繰り返し上下に扱く。耳元で囁くとビクビクと忍の体が震え、瞼がぎゅっと閉じられる。色香に満ちたその表情をもっと見ていたい気もしたが、それよりももっと乱れさせたい気持ちが強まった。光流は忍の足を開かせると、既に蜜の溢れている先端に唇を寄せる。
「……は……っ、あ……っ、あ……!」
忍の内股を五本の指で撫でながら、光流の舌が敏感な部分を這い回る。忍はキツく目を閉じたまま、感じるままに声をあげた。吸い上げられて、一気に絶頂に導かれる。
光流は咥内に放たれた液を飲み干し、肩を上下させて息を整える忍を抱き寄せ、髪に顔を埋める。まだ少し息を乱したまま、忍は光流の首筋から鎖骨に唇を伝わせた。
光流が膝をたて、自ら脱いだシャツの下から露になった胸や脇腹にも口付ける。ベルトを外し光流の自身も露にすると、右手で竿の部分を握り締め、先端に口付け赤い舌を這わせた。
「すげー……いい……」
光流の指が忍の髪に絡まる。
裏筋を丹念に舐め、くびれの部分にも舌を這わせる。咥えこみ緩やかに動きをつけると、光流が忍の髪を掴み腰を動かし始めた。
「……ん……っ……」
喉の奥に突き刺され、忍の瞳に涙がにじむ。それでも必死で舌を這わせていると、より一層脈打つそこから液が放たれた。
額に汗を滲ませ恍惚とした瞳で忍を見下ろす光流の人差し指が、塊を引き抜かれた忍の口から顎に伝う白濁をそっと拭う。
光流が忍の体を畳の上に横たわらせる。近くの棚の引き出しから取り出した潤滑油の入った容器の蓋を開き、指に垂らした。足を広げ、潤った指が双丘を割ってゆっくりと中に押し込まれる。
くちゅくちゅと卑猥な音をたてられ、忍が恥ずかしげに首を振る。声を殺し顔を隠すように口元に持っていった手を、光流はわざと引き離し、顎を捉え顔を近づける。瞳を覗き込むが、忍は見られたくないというように目を閉じたまま顔を背けた。
「忍、今、何本入ってる?」
「……そ……んなの、分から……っ」
「分かるだろ? ほら……」
更に激しく指を抜き差しされ、忍は苦しげに眉を寄せた。
羞恥心も混じり、赤く染まる頬と瞳に滲む涙。
光流は更に足を大きく広げさせ忍の腰を浮かせ、奥深くまで指を挿入させる。
「あ……や……っ、ん……っ……ん……!!」
明るみにいやらしく曝け出した秘部に、湿った指が何度も奥深くまで侵入する。逃げようとしても光流はしっかり足を押さえつけ、執拗なまでに責めたててくる。
光流は更に指を増やし、咥えこんだ秘部に潤滑油を垂らし潤した。淫猥な濡れた音ばかりが室内に響き渡る。
「も……イ……く……ぅ……っ!!」
強く閉じられた忍の瞼から透明の雫がこめかみに流れる。
快楽に喘ぐ忍の涙に口付け、光流は更に指の動きを激しくした。
大きく忍の背がしなり、波打つ。一際高い嬌声をあげ、忍は二度目の絶頂に導かれた。
放たれた液で濡れた忍の自身を握り込み、光流は指を引き抜いて自身を押し当てる。肩に足を抱え、十分に潤った内部に自身を一気に突き立てた。忍の手が光流の腕を強く握る。光流は忍の頬に手を寄せ、唇を重ねた。
舌を絡ませながら、何度か腰を突き上げると、忍は更に強く光流の腕を握る。感じやすい部分を擦られ、開きっぱなしの口から唾液が漏れた。
「気持ちい? 忍」
「……あ……も……っ、あ……ぁ……っ……!」
前も後ろも同時に激しく刺激され、頭がどうにかなりそうな快楽の中、忍は潤んだ瞳を強く閉じる。光流の指が忍の唇に押し当てられ、忍が口を開く。光流は忍の咥内に指を侵入させ、舌を愛撫するように撫でた。忍は夢中で光流の指を舐め、揺さぶられるままに快楽に没頭する。
「……っ……く……!」
よりいっそう光流の動きが激しくなり、忍が完全に自我を失いかけた瞬間、内部から熱い塊が引き抜かれ、忍の胸から腹にかけて白い液が放たれた。
二人して大きく息を乱す。光流の汗が忍の額にぽたりとこぼれ落ちて、忍の汗と交じり合った。
「さいっこー……」
息を乱しながら、光流は忍の耳元に手を当てる。瞳を濡らしたまま、忍は光流の目を見上げる。
そのまま二人、どちらともなく唇を寄せ合った。
もっとずっと昔に出会いたかったな。
そう言った光流に、忍は穏やかに微笑む。
「悪かったな、綺麗な身体じゃなくて」
「ばーか、そういう意味じゃねーよ」
光流が顔をしかめると、「分かってる」と、忍が光流の耳元に唇を寄せた。
「……それ、やめろって……っ」
「光流……好きだぜ」
「だからやめろっつの……~~~っ!!!」
左の耳に低く囁かれ、光流はビクビクと肩を竦める。
それでも執拗に耳元で囁いてくる忍に、光流はいいかげんにしろと忍の肩を掴んで上から覆いかぶさった。
「そーやって女口説いてたんだろ!?」
「左耳から囁くと、だいたい一発だな」
「なにそれ?」
「左耳は右脳に響く。右脳には情緒を司る働きがあるから、愛の言葉を囁く時は左耳から囁くと、より心に響くんだ」
「へえ……じゃあ、俺も」
光流がそっと、忍の左耳に唇を寄せた。
「愛してるよ……忍」
低く囁くと、小さく忍の肩が揺れる。
「……キた?」
「キた」
小さな声で、囁きあう。
忍がクスリと微笑んだ。光流も同じように笑顔を浮かべる。
自然と握り合った手に、光流がそっと口付ける。
忍の瞳が、優しく光流を見つめる。
『あれは大物の器だ。このままなら忍に家を継がせる』
『確かに坊ちゃまは賢いけど……でも少し、不気味よね』
『そうそう、あんまり子供らしくなくて、ちっとも可愛いと思えないわ』
『お母さん……』
『どうなさったの、忍さん? こんな夜中まで起きていてはいけませんよ、さっさとお部屋にお戻りなさい』
『……はい』
『拾われっ子!! おまえなんか捨てられて当たり前だ!!』
『あっち行け! 拾われっ子!!』
『……母ちゃん』
『どうしたんだい、光流? 今、正が熱出して泣いてるから、ちょっと待っててね』
『うん……なんでもない。おやすみなさい』
静かな暗い部屋の中。
一人きりで、泣いた夜があった。
胸がぎゅっと締め付けられて、こらえきれずに流れる涙の理由も分からずに。
どうして、泣いているのかな?
どうして、言えないのかな?
でも、言っちゃいけないような気がするんだ。
今だけは、我慢しなきゃいけないような気がするんだ。
だから小さく身を丸めて、目を閉じて。
大丈夫。明日の朝には大丈夫。
そう自分に言い聞かせて、声を殺して泣いた夜があった。
でもきっと、それで良かったんだろう。
その悲しみがあったから。
その切なさを知っているから。
一人きりの夜があったから。
今、握り締めているこの手を、暖かいと感じられる。
泣きたくなるくらいに、今が幸福だと、感じられるのだから。
「おやすみ、忍」
「……おやすみ」
そのまま二人は、寄り添いながら静かに眠りに落ちていった。
心に響く、優しい声を聴きながら。
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